春の気配

近所で綺麗に咲いていた梅の花も散って、地域のよっては桜の開花の話もちらほら耳にするようになった。

少しずつ春めいてきて、個人的に気分は上向きな感じである。

ここ数日、あたたかい日が続いていたが、今日あたりから冷たい風吹いてまた寒い日が続きそうだ。

三寒四温というが、寒暖の差が激しい今の時期は、体調を崩さないように気をつけたいものである。


年を経るごとに体力の低下が目立ってきてるように思う。

年の初めに体力づくりを今年の目標にしたが、雑務に追われる日々に、その決意はいつの間にかおざなりになってしまっていた。

たまの休日はなんとなくだらだらと過ごして終わってしまう。

こんなことではいけないと思いつつ、あれこれと言い訳をして運動をさぼってしまってる自分に少々自己嫌悪気味である。

いきなりたいそうな運動はできないし続かないであろうから、まずは外に出て歩くことから始めてみようか。

休日に、道端の春を探しに行くのも悪くないだろう。


妻に散歩でもしてみないかと声をかけてみたのだが、彼女いわく、春は紫外線が徐々に増え始める時期なので、なるべく外出はしたくないとの返事であった。

女性こそ日差しを浴びて、カルシウム吸収に貢献しなければと思うのだが、「今日のお肌のケアが５年後の肌を作る」そうで、妻の気の使いようは男の目からしたら、いき過ぎの感を否めない。

比較的若い時分からエイジングケアを怠らない妻の執念、もとい意志の強さを、自分も見習わなければならないかもしれない。

目の前にあるこだわりが、未来の自分を作っていく。

逆もまたしかり。

今日の怠惰が明日の自分を作っていくのだ。

そう思いながら、ひとり散歩へ出かけようと上着をとった次第である。